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        <昭和の復刻名物裂>
名物裂ギャラリーあらいそ
名物裂図鑑ページはこちらから
 
下記の柄の解説を掲載したものは、昭和の復刻名物裂で、今ではもう製作ができないものもございます。
 
◆ 名物裂の解説(有限会社名物裂ギャラリーあらいそ文献より
 
金襴・間道の部
     
1.    【雨龍間道】
あまりゅうかんとう  
架空の霊獣を文様にしている。ほかの龍のように角がなく、尾は細く、濁水に棲んで水霊とされている。水中に五〇〇年を経て蚊龍となり、竜巻を起こして天に昇るとき、初めて角を生じ、鋭い爪も生え、四足に迫力が生まれる、この勢いの良いめでたい龍を文様に表わしたものである。収録した裂は本歌で、この他に同じ文様で数種の色の折変えたものがあるが、何れも同じ名称である。
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2.    【唐草紋金襴】
からくさもんきんらん  
名物裂の中でも、豪華絢爛さにおいて、第一のものは金襴であろう。金襴はその織質において(地合において)緞子であれば、金襴緞子と、錦ならば金襴錦と、紗の場合は金紗とに分けられる。したがってこの唐草文金襴は金襴錦である。
中国に生まれた金襴は、豪華絢爛さを、そして輝きを持っていたが、日本に渡来されるに至って、中国にはなかった巧みな織技が加えられ、豪華絢爛さに代わって、さびた渋い味わいがさらに品格を高め、広く好事家の垂涎の織物として愛用されている。
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3.    【木下金襴】
きのしたきんらん  
木下金襴は、白茶地、大文様の金襴で古来糸入金襴として識者の間にもてはやされた。白茶地に共色の緯をもって、青海波を浮かび上がらせ、雌雄の龍、双魚、鴛鴦を散らし、中央の大文は雲形の輪環の中に蓮花・荷葉と共に、水を切る鴛鴦が現され、この水に藍色の糸を織り出している。 木下の名称の由来は不明であるが、大阪城中の金襴等に良く似た名物があり、中興名物「木下丸壷茶入」の仕覆裂に用いられている等、恐らくは秀吉の縁籍者等に関連があるのではないかと考えられる。中国明時代末期の作と思われる。
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4.    【金地宝尽くし金襴】
きんじたからづくしきんらん  
瑞祥的な意味も多分にある宝尽くし文様を、巧みな文様構成に織り出した金襴裂である。文様だけでなく、地場全面を金糸でうずめているこの金地金襴は、まさしく豪華絢爛というべき作品であり、金箔紙の織り込み技術は熟練を要するものであるが、さすがに一糸の乱れも見られないこの織技はまことにすばらしい。普通の金襴裂と異なり、地場も金糸でうずめているため、文様の表出に苦心が払われている。豪華性と気品のある美しい裂といえよう。
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5.    【宮内間道】
くないかんとう  
縞模様の中近東風なところに、唐花の中国風装飾が加えられ、濃媚茶縞と濃紺格子がそれぞれ異なった巾で組み合わされ少し広い間に唐花くずしの文様を織り出してこれが繰り返されている、生地の厚いこと、緯糸の太いこと、紋揚げの複雑なことなど他と異なり、エキゾチックな感覚が特徴である。一名「ふない間道」と呼ばれることもある。
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6.    【五色間道】
ごしきかんとう  
名称の由来は肥後人吉城主の相良氏に伝わったという説もありますが不明で、古書に相良間道の名も見られますが詳しく説明されたものはありません。文様の種類もいくつかあり、この裂は綿密で色糸を巧みに組織させて縞を織り出し、その間に印度風な華文と梅鉢を表している異国的な情味を持つ文様です。侘、寂の気品を備えた感じは、中国明代か十七世紀中頃の東南アジアあたりの作と思われます。
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7.    【金剛金襴】
こんごうきんらん  
八色の縦縞を緞子地に織り出し、その上に金糸で割菱を竪長に織り出している。この単純な菱の模様が、渋い感じの縞を引き立たせて、奥ゆかしい感じを与えている。
この裂は、雲州松平家の宝器、大名物「鎗(やり)の鞘(さや)茶入」の仕覆に用いられており、また、秀吉が金剛太夫に与えた能衣裳の裂と伝えられる。中国明代末期の作成になると思われる。
同手の金襴裂に金春金襴、江戸和久田金襴などがある。
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8.    【金春金襴】
こんぱるきんらん  
愛好し所蔵していたものの部に属し、金春太夫が所持していた処からこの名称がつけられたと伝承されている。この裂の他の金襴と異なるところは、縞柄を下地として文様を金糸で織り出している。
繻子地に、紺、白、浅黄、こげ茶、茶、浅黄茶色の細かい縦縞が、繰り返し織り出されて、引き締める紺色の強さを金糸の紋様でやわらかく抑えている、この縞と文様の調和は実に見事である。中国明時代末期の政策なるものであり、金剛金襴、江戸和久田金襴など、類裂は他にもいくつか見られる。
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9.    【相良間道】
さがらかんとう  
明時代全盛期に於ける、最も注目すべき作品のひとつである。色縞と上紋との間に何等統一がなく、自由に紋を織り出した裂は数種類あるが、この縞牡丹は根本的に差異があって、縞の巾に応じて適当な文様を各縞別に織り出したもので、相良間道にも見られが、その差は金襴であるとないとの違いに過ぎない。
明時代中期の変化に富んだ、しかも自由な意思によって中国伝統の文様、技法にインド、ペルシャ、西域地方、近東、ヨーロッパの文様や色調、技法を巧みに採り入れ、実に渾然と融合して新境地を開拓した作品である。
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10.    【縞牡丹金襴】
しまぼたんきんらん  
明時代全盛期に於ける、最も注目すべき作品のひとつである。色縞と上紋との間に何等統一がなく、自由に紋を織り出した裂は数種類あるが、この縞牡丹は根本的に差異があって、縞の巾に応じて適当な文様を各縞別に織り出したもので、相良間道にも見られが、その差は金襴であるとないとの違いに過ぎない。
明時代中期の変化に富んだ、しかも自由な意思によって中国伝統の文様、技法にインド、ペルシャ、西域地方、近東、ヨーロッパの文様や色調、技法を巧みに採り入れ、実に渾然と融合して新境地を開拓した作品である。
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11.    【早雲寺銀襴】
そううんじぎんらん  
この銀襴は、文様を銀絲で出した銀襴とは、いささか趣を異にし、銀だみ、すなわち地を銀緑で埋めた珍しい銀襴である。銀地に緑、海老茶、うす紅色の糸が、撫子風の草花を唐花風に織り出している、銀モールの様に見えるがそうではなく、銀モールの感覚を銀襴で表現している。
明中期の製作と考えられる、まことに巧みな織技で色彩の配色は卓抜したもので異色である銀襴である。箱根の早雲寺什器(重文指定)の文台、硯箱に張られてありこの裂を名物裂早雲寺という。
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12.    【高木間道】
たかぎかんとう  
高木間道には、同名で呼ばれる裂が二種あり、どちらも縞文様であるが、それぞれを視覚的な面から見れば、かなり異なっている。名物裂には由の間道の如く、同名称で二種以上の異なった裂がままあるが、この場合も、その一例といえよう。
地合が薄手に仕上がっており、紺と、うす茶色の縞文様である。縞巾に差異をつけ、これを交差させる仕組みで、一種の格子縞を作っている。間道裂のよさは、縞の構成と色彩にある。この裂に於いては、格子縞に紺と黄茶の濃淡の色調が美しい調和を作り上げている。中国明時代の製作と思われる。
いまひとつの高木間道は、地合も厚手であり、先のものとは、いささか趣を異にして、どちらかといえば、船越間道の作風と同じくするものだが、詳しくは次の機会を待つ。
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13.    【宝間道】
たからかんとう  
四色の落ち着いた縞に、縁起の良い宝尽くし文を飛び石のように織り出した間道で、一部宝尽くし文を金で織り上げて全体を引き締め、又、変化を持たせた裂である。巧みな文様構成によって洗練された感覚が少しの崩れも見られない作品である。
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14.    【鶴ヶ丘間道】
つるがおかかんとう  
鎌倉鶴ヶ丘八幡宮の御神宝と伝えられている裂で、地は厚手で太縞にところどころ浮織が入っている。
単純な色調であるが、全体を引き締める縞である。また、鶴ヶ丘間道と鎌倉間道は織技上も趣味の上でも、共通する点が多く、織糸も共通な太さ、粗さがある。この裂は鎌倉時代の伝来で、いわゆる古渡りと思われる。
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15.    【南蛮間道】
なんばんかんとう  
縞織物は、遠く異国の島より渡来したということから、次第に「シマ」という名称が生まれたとされている。室町時代以降に中国、インド、中近東から舶載されるにおよび、当時の茶人や文化人に、その新鮮な感覚が非常に喜ばれた。
太い糸で縞を織り出した、異国の味わいをもつ間道で、ざっくりしたしゃれた織物である。わが国に古来からあったように思われるが、原産国はインドである。
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16.    【人形手紬地金襴】
にんぎょうてつむぎじきんらん  
「人形手」という呼称は、一般的には、人物が文様に表されていると、人物文様と呼ばれているが、茶人は人形手という。従っていちごの文様は「いちご手」という。
別に他の金襴と異なるところはないように思われるが、紬地には、よほど精巧な織技で調和する文様を織り出さないと、作品の品位を落とすものになるが、この人形手金襴にはその難しさを卓越した技法で製織され、ほのかな気品を添えている。
然しその美しさには、きびしさを感じさせる作品が多いが、この金襴には華麗であっても一番親しみやすい感じがもてるようで茶の裂地に選ばれたのもこの感覚がその理由であろうと思われる。制作年代は明末期のものである。
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17.    【花兎金襴】
はなうさぎきんらん  
織り出された文様を名称にした金襴である。兎の下にある土坡(つつみ)、それに花樹、この様な形式を「作り土」という。作り土系文様は宋時代より行われた織物図案の一形式で、本品「作土花兎」には大小の文様があって小を花兎金襴、大を角倉金襴という。また花樹の代わりに霊芝を配したもの、波に大牡丹を配したもの等種々の構図があるが等しく「花兎」と称される。
文様、色調、織技の揃った作品で、明時代初期のころの製作とされている。花兎金襴のうちでも、もっとも優美なもので、整然と並んだ兎を左に、右に向けて変化と複雑味を与えて単調姓を見事にカバーしている。船載されたのは古渡り、すなわち明時代初期、室町初期までに渡来した品とされている。
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18.    【日野間道】
ひのかんとう  
日野間道は真田のみサシ糸にて織ったもので、真田の色、間道の粗細、大小も種々あり、地色も白地、茶地等各種あり、いずれも日野間道という。
この名称の由来は「序文」にある様に、名器の名をつけたもの、愛好し所蔵していた人の名を付けたもの、すなわち名物名物日野肩衝の袋に用いられたからといい、又、利休に茶を学んだ権大納言費の輝資の愛用した裂でもあったといわれているが、どちらも正しいのではあるまいか。また、赤、黄を主調とした紗地のよろけた横縞もの等多種類あるが何れも同じ名称である。この裂の製作は明中期以降と思われる。したがって古渡り末期あるいは中渡りに属すると考えられる。
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19.    【二重蔓牡丹文様金襴】
ふたえつるぼたんもんようきんらん  
金襴にはこの文様がよく織り出されている。牡丹の花の形が大、中、小とあり、蔓も一重蔓と二重蔓とがある。中国ではこの文様が、よほど好まれた様で、各時代を通じ製作されている。
巧みな描写で牡丹唐草を出して、類型化しやすい形式にもかかわらず四様に表現し、文様に動きを見せているのは見事な作風で、実に格調の高い作品である。
明中期頃の製作と思われるが、舶載されるや直ちに、あらゆる書画、器物に用いられ、東山御物の表装、器物の袋に使用されて、別名を東山裂とも呼ばれている。作風の優れた裂はどんな名物にも適応し引き立てる役目を果たすものである。
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20.    【二人静金襴】
ふたりしずかきんらん  
この名称は名物裂の五つの分類のどれにも入らない。所蔵者名でもなく伝来した人名でもない。生産地や所在地の名をつけたものでもなければ、文様を名称にしたものでもなく名物器の名を冠したものでもない。足利義政が「二人静」の能衣裳ににこの裂を使用したためと伝えられている。真相はわからないが、能の「二人静」に何らかの関係があったかもしれない。情趣深い燕の地色に美しい綾目の地に、古調を伝える鳳凰の向かい合う丸文様を金糸で出しているが、金はいまだに光沢を失わず燕の地色に静かに溶け込んで気品高い作風を作り出している。文様の古様さ、金色の厚さなどから宋末ごろの製作とみられる。名物裂金襴の中でも最古のものとされているが、作風の優れた気品高い作品である。前田家三名物のひとつ浅茅肩衝には本袋のひとつにこの「二人静」が使用されているが、名品には名裂がはやくから使用されていたのである。
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21.    【舟越間道】
ふなこしかんとう  
室町以降にわが国で間道と称する縞織物が多く見られるようになった、鎌倉期に舶載された縞織物もあるが、数多く見られるようになったのは室町末期に多く舶載されたからと思われる。豊臣秀吉の臣で、舟越五郎佐衛門が所有していたので、この名称がつけられたという、舟越氏は茶道、織部と遠州に学んだ。うす藍地とうす黄地に織分け横縞で紺糸と、金糸で織留めのようにしてある。巧みに地色、縞の巾、色彩を調和させて作り出し、しかも非常に清潔感を表している勝れた織技は見事である。
明代の製作とされているが、その作風から見て、16世紀頃のペルシャ産ではあるまいか。
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22.    【望月間道】
もちづきかんとう  
織部流の茶人望月宗竹が愛用していたのでその名がつけられたという。地に無地と小格子を織り出し、細かい色縞の格子や竪縞、変化のある真田の横縞、これらの色彩と縞柄がかもし出す単調と複雑の二面性、また沈静と絢爛性の両面表示の展開が、洒落たエキゾチックな感をうけ、限りない魅力となっている。 同じ様な色調で、五色間道等があるが、縞の配列、横の真田の組み方が違っていて、混同されやすいので、これを対比し見分け易くする為、あえて収録した。中国明時代の製作とは思われるが一部には南方産とする説もある。
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緞子・錦の部
   
 
1.    【有栖川錦(鹿文様)】
ありすがわにしきしかもん   有栖川錦は数種類あって、(馬文様、鳥文様、雲竜文様等)いずれも前田家に伝来して、その何れもが本歌とされている。室町末期から、桃山期にかけて舶載された作品である。この裂の名称はいずれに由来するかわからないが一説には、有栖川家に所蔵されていたからともいわれるが、伝説にとどまるものであろう。
この裂の他の名物裂と異なる点は、いずれも文様を直線的な表現で織り出している。洗練された配色と文様、乱れのない巧みな織技、これがこの裂のポイントともいえる。他の裂の様な、古典風趣とはまったく違った、近代的感覚にみちた文様と、色彩は、現代人のセンスに相通じるものがある。当時の茶道族は、確かに高井鑑識眼をそなえていたといえよう。
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2.    【雲頭連環亀背花章文錦】
うんとうれんかんきせかしょうもんにしき  
前田家十三代藩主斉泰公所用の、荒磯日の出陣羽織の裏裂として伝えられるものである。文様は六角形でつなぎ文様としている。この文様と亀の甲との結びつきは、かなり古くから用いられて、すでに平安時代には、この文様を瑞祥文として衣服、器物などに盛んに用いられていたとみられ、六角型つなぎと亀背、延寿、瑞祥思想との結びつきは、古く根強いものである。この亀甲型つなぎ文様に、唐花文を明るく中間色で展開させている。中国清時代初期の渡来裂と伝えられている。いかにも大陸らしいおおらかな美しさに心打たれる名品である。
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3.    【遠州緞子】
えんしゅうどんす  
白地と縹色(はなだいろ)で、石畳文様を出し、縹色は緞子組織で、白地は綾組織で、その中に縹色で文様を緞子地に織り出し、緞子と綾とが昼夜になっている。
牡丹花文様と七宝文様が、白と縹の石畳文様の中に整然と配列されて、まことに見事な作風で、明るさと洗練された感覚が感受される。二色の見事な対比、巧みな組織美の構成、整然として少しの乱れも見られない作品である。この緞子は明末期の万歴年間の政策とされている。わが国には江戸初期に舶載された近渡りの緞子である。
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4.    【大蔵錦】
おおくらにしき  
錦の中でも豪華雄霊な裂といえる。名物裂中もっとも多色で、八色の糸と金箔とで織り出した金襴錦とでもいわれるものであろうか。因みに「九色は天子にのみ用いることを許された、中国の習慣がある。瓢箪、法螺貝等は道教の象徴であるといわれ、斜石畳文の地紋に巧みにこれらが図案化されている。
昔、禁中の天覧の際に、金剛、金春裂のように、大蔵氏が拝領したもので名称の出所もこれに由来したと思われる。豪壮華麗な桃山時代を反映して「わび茶」から「能」に通ずる、稀に見る品格の高い裂地である。舶載された時代については、それと裏書する資料はないが、国教からみて明時代の織物と推測される。  
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5.    【織部緞子】
おりべどんす  
数多い名物裂中、所有者の名をつけた裂である、即ちこの緞子は古田織部正重然が愛用した裂であった。藍地に一面に変化のある波文様を出し、波にただよう中に梅花を浮かべているが、梅花にも大小の差異をつけ、更に、その水面は梅花の重さで、小波の立たない状態をよく写している。図案と写実の美しい調和を形成していて、これほど絵画的要素を移した作品は少ない。
この水面に浮かぶ梅花文様を見ていると「白氏文集」にある「白片落梅花浮澗水」の一句が浮かぶ。茶道における三傑の一人として、漢学に造詣の深かった織部は、湖水をスケールの大きい大河に求め、その構図を明国に注文し、この裂を織製されたとも想像される。
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6.    【加賀錦】
かがにしき  
加賀地方に産する加賀絹に、特色ある彩色を施した加賀染の文様を織物に現したものが、加賀錦である。地には経糸に絞り染加工を施して文様を現す絣を使った織物である。
文様は加賀染の特色でもある風景を主とした日本的なものである。織・配色・文様の全てに、茶人好みの、品のある格調高い和製裂である。
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7.    【花鳥紋暈繝錦】
かちょうもんうんげんにしき  
正倉院に残っている裂である。
「うんげん」とは、一つの色を濃い色から順に淡い色へと、ぼかして行く彩色方法をいう。この彩色方法は奈良時代に於いては、仏殿、仏像、仏画などに用いられたが、同じ方式は染織品にまで応用された。この彩色方式により花鳥文を表した錦で、複雑な文様を美しく織り上げた名品である。
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8.    【紅牙瑞錦】
こうげずいきん  
唐時代の文様に通じて見える瑞錦とは、胡錦のペルシャ模様に、胡錦のペルシャ模様に、中国伝統の瑞祥思想によって、胡錦の霊化された鳥獣文を同化したもので、漢六朝以来の幽暗で錯雑した模様を明快な性質にしたもののことである。
紅牙撥鏤尺文とともに正倉院の御物として蔵されている物指で、象牙でできており、両面に施されている文様を模して製織されたものである。
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9.    【紅牙撥鏤尺文】
こうげばつるいしゃくもん  
象牙を紅色に染めて、表裏と長短両側面に、撥鏤で文様を刻し、その細部に点彩を施したものさしである。表裏ともその半分を5区に分けて、唐花文と鴛鴦とを交互に配し、残り半分は区割りを施さないで、その表面は一茎の蓮花唐草文を主文として刻んである。
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     撥鏤(はちる・ばつるい)  
   
象牙を紅、緑、紺などの色に染めて、その表面にはねぼりをして文様を表わす手法で、掘り出した白い部分に、更に別な色彩を点じているものが多い。象牙のその色に従い「紅牙ばちる」「緑牙ばちる」「紺牙ばちる」という。
     
10.    【相阿弥緞子】
さあみどんす  
東山義政公の家臣でありその道の同胞であった相阿弥は鑑賞・鑑定力に勝れていたのみならず、画技に於いても抜群の士であった。
相阿弥緞子は相阿弥所持の裂と伝えられる古渡りの緞子で、室町中期頃までに渡来したものである。この緞子は他と異なる趣のもので、小紋であるから一見、華やかさはないが、古銅器ににた小粒の文様が隠現する有様はまことに上品で、重厚な緞子である。この織物もおそらく道元緞子等と同時代で、義政当時にはすでに、百歳以上を経た古緞子であったかと思われる。
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11.    【笹蔓緞子】
ささづるどんす  
名物裂の中でも、有名な緞子である。唐草模様の緞子として、まずあげるべきものは、笹蔓緞子である。この唐草は笹の細蔓に松毬と6弁の小花をつけて斜めに流れている清楚にして格調高い緞子である。
この裂を使った茶入も多く、また類裂も多い、緞子とはいうが、三枚綾織、模様が緞子織という変った織り方で、この他に濃淡で縦縞を表し、その上に笹蔓模様を織り出しものもあるが、何れも笹蔓緞子という。
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12.    【獅子狩文錦】
ししかりもん  
国宝法隆寺伝世の「四天王獅子猟文様錦」は、6・7世紀、隋唐盛代の文物で、わが国に現存する推古天平の多くの遺錦の中でも、特に、雄渾な構想の逸品であって、三軍を指揮する錦旗に用いられたと思われる。
またこの錦の文様は、サザン朝ペルシャ文化が、シルクロードを経て遠く東洋の地に伝わった古代東西文化伝播の忠実を証するものとして深い意味を持っている。
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13.    【蜀江錦】
しょっこうにしき  
秦の昭王時代に、始めて現れた蜀の錦は、中国の古い都、成都を流れる錦江の水で濯ぎ染め上げられ、鮮麗な色彩が得られたというが現在伝えられている本歌は退色して黄赤色であるが当初は殆んど鮮やかな紅地であったという。
わが国には平安時代より、藤原時代まで舶載されていたが、彼我国内の諸情勢の変化により交易は一時廃絶されていた。しかし、明の太祖が君臨するや、わが国との修交も逐次復活し、やがて明の文化が一時に流入した。この時代の蜀江錦は(吾々は一に蜀江錦と称しているが)、巧みに研鑽され、実に50種
類余の文様が製作されていた。わが国にもっともよく知られているのは、代表的な切篭模様の、亀甲風の八辺形な連鎖的幾何学模様である。
この錦は、左右相対的な整正な文様で、複雑な中に、統一ある様式を構成するを得た意匠の卓抜さは、驚くべき手腕である。明時代初期の作品とみるべきで、この気品ある端麗さが茶人に好まれたといえよう。明の織法がわが国で製作されるようになったのは、足利時代末期で、唐織錦と称した。
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14.    【蜀江錦2】
しょっこうにしき  
丹陽記に
「歴代尚未有錦而成都独称妙 故三国時魏則市於蜀 呉亦資西蜀至是始乃有之」とあって、三国時代には魏も呉も蜀の錦を求めた様である。
成都近郊で、染色、製織され、幾何学文様に各種の花文様等を出していたが、宋時代以降は定型化した文様となった。左右対照の文様構成で整正な感じを受ける。
この様な文様には、普通かたさが強く感じられるものであるが、この作品にはそれがない。明初期の作品と見られるが、味気ない文様を扱って、これほど高い格調を出している織技は非凡であり、またこれを好んだ茶人たちは、確かに高い鑑識眼を備えていたといえよう。
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15.    【住吉緞子】
すみよしどんす  
利休に茶を学び、大阪に招置かれた八人衆のうちに、住吉屋宗無がいた。彼が永禄、天正、文禄の茶会に用いた、大名物の肩衝(かたつき)は有名で、宗無肩衝、住吉肩衝ともいわれている。この肩衝に用いられた裂を住吉肩衝と呼んだのではあるまいか。この住吉裂には種類が多く、地色も一色ではなく鱗形にも種々あるが、何れも住吉裂とよばれている。この他に鱗文様をもつ名物裂で、針屋金襴、井筒屋銀襴、権太夫銀襴などがあるが、文様構成が違っている。
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16.    【宗薫緞子】
そうくんどんす  
濃い縹色(はなだいろ)に白茶に七宝つなぎ文様を出し、その間に、梅花と寶尽くし文様を一つづつ織り出して、まことに品のいい緞子である。
明中期頃の製作で、室町末期から桃山期に舶載された、いわゆる後渡りの
緞子であろう。
文献には上代、若しくは極上代の緞子としているが、それ程年代の古いものとは思われない。秀吉の茶堂である今井宗久子、宗薫が所蔵していたと伝承されている。渋さと派手さも感じられ、落ち着いた気品がある。
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17.    【定家緞子】
ていかどんす  
定家緞子とは、京都島原の名妓定家太夫の裂地であったからの名称であって、宋末期か明初期のものとされている。
淡い縹色に、白茶で二重蔓が織り出され、その中に菊と牡丹が点々と浮き織されている。このほかに殆んど同図柄でよく見間違えられる裂に、正法寺緞子があるが、これは二重蔓に桔梗紋であり、どちらも写しがたくさんできている。
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18.    【飛雲鳥獣文緞子】
ひうんちょうじゅうもんどんす  
この緞子は、巾11センチ長15センチ余りの面積の中に実に雑多な、しかも怪奇的な零鳥、霊獣、霊雲が織り出されている。即ち麒麟、獅子、虎、天馬、殻の五獣と四鳥との間に天綴する10個の飛雲を表している。この雲は古瑞を鳥獣類も悉く瑞相であって、古代より中国人の愛用する意匠である。わが国には、他の名物裂とともに、足利末期か桃山時代に渡来した明代の作であると思う。
この古瑞鳥獣文は殆んど日本人の常識的な智識の中にないものが多く、むしろ怪奇的に見えるものである。古代裂に属するものであって、名物裂の中には編入されていないにしても、名物裂に劣らない稀品であると思われるので、敢て収録した。
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19.    【法隆寺蜀江錦】
ほうりゅうじしょっこうにしき  
元来蜀江錦は、蜀の頃(三国時代)その首都であった成都に近い錦城で創製されたものを、蜀江錦とよんでいた。成都は蜀江に面し、水清く、良質の生糸を産し、三国時代より高級な絹織物を産していたといわれる。この錦は奈良の法隆寺に伝えられ、それでこの名がつけられている。
紅地で幾何学模様を織り出した、高い格調を持った錦裂である。ちなみに三重風通織(ゴブラン織り)で、同じ様なデザインのものがあるが、これは法隆寺蜀江とは言わない。
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20.    【細川緞子】
ほそかわどんす  
名物裂の中で「細川」の名を冠した金襴、緞子が数種あるが、その中で鈍すとして三種あるうちの一つである。浅黄地に綾杉折入菱地紋内に卍があり、木瓜の内に雨龍を織り出したものである。
この名称の細川は所伝によれば、岸和田城主の細川幽斉、三斉とは別人の細川紹幸を指すものであるが、紹幸については分明ではないがおそらく徳川初期の茶人であろうといわれる。
この緞子は、藤種緞子と同じ組織の同種品であるが、組織の程度から見て、藤種緞子が明時代中期のものであるから、これより若干時代が新しく、明時代末期の製作と思われる。わが国には延宝、天和の頃に渡来したものと伝えられている。非常に古格を示しており、茶入れの袋としては実に格好な渋みと佗びをもつ織物である。
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21.    【本能寺裂】
ほんのうじぎれ  
京都本能寺所蔵であったから、本能寺裂と呼ばれている。黒みのある縹色(はなだいろ)地に、その薄い色で、青海波の線に広狭をつけ、花文様と宝尽くしを全面に織り出しているが、その色調は地味で、沈静な感じであるが、非常に精巧な織技で、典型的な緞子といえよう。
このほかに赤みのある茶地に黄茶で、同文様の三雲屋緞子があるが、本能寺裂よりも少し薄手で、波の線がきちんと織り出されている。ちなみに三雲屋緞子を「古錦綺譜」には、本能寺裂のところに載せ「惣体本能寺同様」と記されている。
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22.    【万暦緞子】
まんれきどんす  
緞子は中国で創案されたもので、わが国に舶載されたものには、古くは宋時代の製作のものもあるが、これはごく僅少で、多くは明時代、いわゆる近渡りのものであるが、茶道の上において最も多く使用されているものの一つである。
中国明時代の万暦年間に織られた特徴のある緞子で、文様はいかにも中国的であり、織味も素朴で渋い裂で、非常に洗練されたものを感じさせるところに、万暦緞子の特徴があるといえよう。
制作年代は明時代後期と思われる。このほかに文様の違った裂で、同じ名称のものがあるが何れも同じ時代に、製織されたものと思われる。
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23.    【御簾手】
みすで  
この裂は、印度の製織と伝えられている。古くは中渡を最古とし、後渡、近渡、さまざまの時代あり、概して中渡に上品多く、後渡、近渡は支那の模造と見えるものが多い。
この裂は中でも最古の上品にて、御簾裂、御簾段、または御簾手と称するもので、文様の由来は定かにされていない。
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24.    【利休緞子】
りきゅうどんす  
千利休愛用の名器とされる黒漆塗りの棗(なつめ)の袋裂に使用されて、今日まで伝えられている裂であるが、これを利休緞子という。 五つの点と、それぞれを無造作に結ぶ線の構成によって、梅花を表象しているが、心憎い鮮やかな意匠といえよう。単なる点とも考えられる丸い形で梅花を形成し、一種の気魄気魄(きはく)と、自信と、安定性さえ感じられる。誇り高き梅花模様ではあるまいか。この緞子は、明時代の作品である。
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25.    【龍鳳凰文錦】
りゅうほうかくもんにしき  
龍鳳鶴文様の漰源は、非常に古く、隋錦に見られるように、錦として著しく高度な織物に発達した。それがわが国に渡来して、飛鳥、寧楽時代の龍鳳鶴文様となったものである。従ってわが国の龍鳳鶴文は、殆んど例外なく、天平時代に盛行したこの文様に、範をとっている。しかし、本家の支那では、その後各時代の変遷を経て、かなりの形式の変化を示している。
隋、唐の古格を有するこの文様は、むしろ、反って帯方を経て、朝鮮に移ったものに保有されているといわれる。様式としては、かなり近代化されており、また色彩も近世風の彩調を帯びていることも感化できないものである。
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26.    【和久田異紋】
わくだいもん  
この裂の名称たる和久田とは、江戸の名工和久田家の愛用した紋であると伝えられている。元来、和久田というものには数種類あり、好事家は和久田類裂と呼んでいる。
その一つに、三角形を現した意匠の鱗文の裂が和久田異紋で、制作年代は明時代の作と思われる。
同家に金襴が二種類あって、縹(はなだ)、白、浅黄および茶色の縦縞に白、黄色を横縞に出し、木瓜形の中に花鳥獣を金糸で織り出したもの、また、うす浅黄、白、茶、こげ茶、うす萌黄色の縦縞に、金糸で花獣の丸紋を織り出したものがある。然し、これは金襴であるから、当然表題の和久田異紋とは異なるが、和久田の名称で数種の裂があるので、これが混同されないために付記した。
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